証券会社が作成してくれた年間取引報告書。しっかり中身を見たことがある人は少ないのではないかとと思います。実はこの報告書、納めすぎた税金を取り戻すのにとても大切なのです。
背景知識
まず株の売買をしたり配当金をもらうと税金を納める必要がありますが、いちいち税金を払うのは手間ですよね。実は便利な仕組みが裏で動いており、税金を自動的に差し引き納税してくれているのです。何と便利なのでしょうか!ちなみにこれが源泉徴収という仕組みです。よく耳にするのは1月に会社からもらう源泉徴収票ですね。これも「税金、納めておいたよ。結果、あなたの手取りはxx円で、税金はxx円ってことになりました」という書類です。
この源泉徴収という仕組み、便利な一方で、人によっては「納めすぎ」の場合があります。個々人用に個別カスタマイズして徴収することは労力がかかるため、集める側視点では仕方ないと言えば仕方ないのですが、納める側からすると「えーーーー!」となります。
特に子供は取り戻せる額が大きいです。今回はその実体験です。
取り戻せるお金はいくら?
これが実際の年間報告書です。所得税と住民税の合計で約5,000円が自動的に納税されています。つまり、裏を返すと、5,000円もらえます(もともと自分のお金なのでもらう訳ではありません)。
取り戻すためには確定申告!
慣れれば難しくありませんが、やる気が湧かないのは確かです。私はもう10年以上、合計25回位やったのですが、あの時期は気が重いです。国税庁が出している手順はしっかりできているのですが、勘所がわからないので、ここでは間違えると後々めんどくさい箇所を紹介します。
間違えても問題ないです。後日、所得税であれば税務署職員から、住民税であれば自治体職員から、確認の電話が来ますので、その内容に従って修正すればよいです。
結果
先日、所得税還付の通知書が届き、無事全額戻ってきました。